フランスの高級ブランド「エルメス」はメキシコ先住民族の一つ、
オトミ族の伝統的な刺しゅうを新作スカーフのデザインに採用し、
3月から日本など40カ国で売り出している。



デザイン候補として10枚の下絵を描き、サンニコラスと隣村
サンパブロエルグランデの女性計7人が刺しゅうを施した。



エルメスはその中から二つの柄を選び、使用権を計5000ユーロ(約57万3000円)で
買い取った。支払いの半分を大衆芸術博物館が受け取り、残りは
サンパブロエルグランデの小学校改修費に使われた。



自分のデザインが採用されたビセンテさんは「エルメス効果」に期待する。
だが、エルメスのスカーフが1枚5360ペソ(約3万7000円)もすると知り、
驚いている。ビセンテさんは下絵1枚を150ペソ(約1040円)で売って生活しているのだ。

yahooニュース







貧国にあえぐメキシコの先住民族。
その国を援助するのは社会貢献活動の一環として良いのだけど、


支払う使用権料が安くないかな。
買い切りじゃなしに印税みたいな感じで
売上のパーセンテージで支払えばと思うのだが、


まあ、特許じゃないので仕方ないのでしょうが、
それにしても安すぎる、と同時に悲しみさえも。


純粋無垢な国族の足元を見た、何とも言えない気分。
美談に思える話も、そうした側面が見えてしまう。

エルメス スカーフ

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